イトウナホ・加納明香
ITO Naho / KANO Haruka
Unknown Ripple
会期:2026年5月9日(土)―31日(日)
時間:13時―19時(最終日17時迄)
休廊:月・火・水


“Ripple”は、波紋や、さざめきという意味を持つ語です。 絵を制作する上での、とても身近なところから、あるいは想像が及ぶことも認識することもできないところからの、息吹、波紋、影響。一枚の絵画を生まれさせようとした何ものか…。展覧会名 Unknown Ripple は、作品にかかわるそういった「波紋」を指しています。 イトウナホと加納明香は、ともに抽象的な表現による絵画を制作しています。 たがいに主題や画材は異なりますが、あえて絵の方向性をはじめから決めきらず、材料の特性を活かしながら、絵とのやりとり・対話の中で描いていく点は共通しています。 波紋を受けて生まれた絵が、この展覧会でどんな新たな波紋を起こすことができるでしょうか。 2人の現在の絵画を、ぜひご覧ください。

イトウ ナホ ITO Naho
こどもの頃から 色彩の語るものに魅せられて 絵を描いている。2002年 多摩美術大学美術学部絵画学科日本画専攻卒業近年は、希望と時間との関係についての思索から制作のテーマを享け、「名ざされない時間における希望について~ About Hopes in Non-Special Time」(2024 / Gallery G-77 / 京都)、「刹那滅の刹那に~ SETSUNA in SETSUNAMETSU」(2025 / ギャラリーCreate 洛 / 京都) などの個展や「而今うらら~ nikon urara」(2025 / 正覚山 妙光寺/ 京都) などのグループ展で発表している。またNY、シアトル、バーゼル、ブリュッセル、ロンドンなどで開催のアートフェアに多数参加(2018 ~2025 / Gallery G-77)そのほか、絵画言語の可能性を探る試みとして、19 世紀デンマークの思想家、セーレン・キェルケゴールの著作から、その言葉の断片を絵画に翻案したシリーズ「キルケゴールと散歩」がある。

加納 明香 KANO Haruka
風景と対峙した時の感覚を持った絵の実現をめざしている。外で風景を見るとき、それは見ている範囲だけでなく視界の外や、見る者の背後にまで広がっている。その広がりの感覚を「サラウンド感」と呼んでおり、制作の起点になる概念となっている。それは制作過程の途中で自作の木枠に画布を張り絵が側面まで続いていく、物としてのあり方からも探求されている。滋賀県出身、京都府宇治市在住。京都市立芸術大学 大学院修士課程 絵画専攻油画 修了(2019)。個展は「加納明香展」(2019 / Oギャラリーeyes / 大阪)、「風景とサラウンド-Explorers」(2021/ Gallery Valeur / 愛知)など。近年のグループ展等は「見えない部分に支えられているからこそ 見える部分がある」(2025 / GAMOYON Gallery / 大阪)、「Pavilion Taipei」(2026 / Grand Courtyard (Eunoia) / 台湾・台北)。2kwgalleryでの展示は「floating point」(2022)以来。

















