
Upcoming Exhibition
中島一平 NAKAJIMA Ippei
進行形の絵画 Painting in progressive tense
会期:2026年1月31日(土)―2月22日(日)
時間:13時―19時(最終日17時迄)
休廊:月・火・水

2kwgalleryでは、画家・中島一平による個展を開催致します。
大胆なストロークの重なりが織り成す絵画世界をお時間の許す限りぜひご高覧いただけましたら幸いです。
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「進行形の絵画」によせて
「絵画にとって絵具が混ざるということはとても重要なことだと思う。筆触ごとに未乾燥な絵具が混色されながら制作が進行する。絵具の物質性の中に描くプロセスと時間性が定着されてい行く。これは我々が生きる世界の状況と似てはいないだろうか。国境や民族、宗教を超えて、人々が移動し交流し混ざり合いながらリアルな現実を共有し、明日の世界を模索している。こう思うと画面は世界の在り方の縮図のようでもある。」
この文は、「ペインタリネス 2018」というグループ展での冊子に私が寄せた一文である。
分断の深まりをさらに感じるこの頃、この一文を思い出した。この展覧会の「進行形の絵画」というサブタイトルはこの一文の内容から引用した。
今回出品する一連の新作も、同じ方法で、つまり絵具がまだ濡れていて流動的な状態で制作している。絵具という色彩を持った物質が混ざり合い、構築と混沌を往復しながら制作が進行する。静かで緊張に満ちた時間、時おり初めて見るような画面に出会うことがある。それは異国の風景のようでもあり、また遠い過去の懐かしく幸せに満ちた光景のようでもある。また時には大胆な自由さで私を引っ張っていってくれることもある。でも次のストローク(筆触)によって、いとも簡単に崩れ去ってしまうことも多い。そんな流動的な進行形の中に、新しい画面の表れ方を探してみたい。少し大げさかも知れないが、私にとっての世界の表れ方を探してみたい。そして、その画面が今を生きる誰かの力になってくれれば、と願っている。
中島一平 2026年1月
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中島 一平/NAKAJIMA Ippei
略歴
1948年生まれ
1972年 京都市立芸術大学西洋画科構想設計教室卒業
1973-76年 環境事業計画研究所勤務、主に外部空間の設計にあたる。1970年代後半から絵画構造と色彩的な抽象絵画との関係を探求する制作活動を始める。1986-92 95-99年 京都市立芸術大学で、2000~2013年 京都造形芸術大学で非常勤講師として絵画の実技指導にあたる。
主な展覧会
1984 アート・ナウ’84(兵庫県立近代美術館)
1986 戦後生まれの作家たち(宮城県美術館)
1990 Facades Imaginaires(グルノーブル市、フランス)
1991, 94, 97 大阪港レンガ倉庫の大規模な空間で個展
2004「浜屋敷における試み」(吹田歴史文化センター)では伝統的な日本家屋全体に作品を配置 2006 Galerie PICI 三氏展(ソウル、韓国)
2010~18 ギャラリー白でのペインタリネス展(大阪市)に参加
2014 「On the Wall」(神戸市)ではギャラリー壁面に直接描く現地制作
2015 「With Painter下町芸術祭」(神戸市)では路上ライブペインティングで大作を制作
2023 ART OSAKA Expanded 部門(クリエイティブセンターOSAKA)
2024 現代美術ー茨木50回記念展(茨木市文化複合施設「おにクル」他 )に参加
他に、大阪、京都、神戸、奈良、東京などで個展
第2回吉原治良賞コンクールでグランプリ、第15回日本国際美術展で美術館特別賞を受賞
作品は大阪府立現代美術センター、兵庫県立美術館などに収蔵










