中井 浩史・中屋敷 智生・田中 真吾
粋な枠 A rich and radical (painting) frames
会期:2025年6月7日(土)―29日(日)
時間:13時―19時(最終日17時迄)
休廊:月・火・水


「絵画」の意味を問いかけることは少し後にしよう。しかし、ギャラリーに来て、そこにどんな意味も見出せない時、人は此処には二度と来ないだろう。だからドゥルーズの言う「絵画の冒険」を目指して、彼らにライプニッツの「モナド的絵画」の実現を期待した。それは単純実態が他の細胞に包まれて複合化し、より強度に変化してゆく状態を意味する。「絶対的自己矛盾としての絵画」の実現には彼らの力が必須の条件であり、「器官なき身体」としての絵画の登場を期待します。
(2kw gallery / 金子 正二)
【アーティストトークイベント】
ゲスト:はが みちこ(アート・メディエーター)
日時:2025年6月22日(日)16:00~
会場:2kwgallery会場内
ゲストトーク終了後には参加者も交えての歓談を予定しております。

中井 浩史
ドローイング(いまここに線を引くこととそこから生まれるものを見ること)を基点として制作をしたり、人と関わる活動を続けている。2024にはドローイングユニット<入道雲/SAKURAI R + NAKAI H >を結成する。2025「ハッピーニュウ廃屋/舞台 出張入道雲」(谷文化にて野外ライブドローイング)「春休みの入道雲」(バイソンギャラリーにてドローイングハプニング)、2024「ドローイング、絵画、その辺りのもの」(MEDIA SHOP gallery2にて個展、アンビエントミュージシャンkm:との共演)、「カオの出自」(GALLERY301にて個展)、2023「Form and Pulse 2」(2kw galleryにて個展)など。
中屋敷 智生
1977年大阪府生まれ。京都市在住。2000年京都精華大学美術学部造形学科洋画分野卒業。国内外の展覧会やアートフェアに参加多数。オルタナティブ・スペースの運営や、グループショーなどの企画も手がける。近年は、絵具と同じ画材・メディウムとしてマスキングテープを使用しており、コラージュのようなレイヤーとテクスチャーを持つ絵画作品を数多く発表している。図と地の関係が常に入れ替わるようなこの手法によって、対象を視覚的に認識することの不確かさや、絵画と鑑賞者という伝統的な二元論を超えた絵画作品のあり方を探求している。近年の主な展覧会に、2025年「中屋敷智生×光島貴之〈みるものたち〉」(BUG 株式会社リクルートホールディングス / 東京)2024年「内と肉」(YIRI ARTS / 台北, 台湾)2024年「ばからくう」(2kw Gallery / 滋賀)など。
*中屋敷智生 WEBサイト
田中 真吾
1983年大阪府生まれ。大津市在住。2008年京都精華大学芸術研究科博士前期過程洋画専攻修了。制作に火を用いることで、燃焼が生み出す偶然性や、消失と生成の関係性を作品に取り入れることを試みている。近年はそこから派生し、消失と生成を「描き、消す」行為に読み替えた絵画など、様々な形態の作品を横断的に制作している。また、大学附属美術館の学芸員として展覧会の企画・運営も手がけている。近年の主な展覧会に、個展「ツァラトゥストラ」(2024、2kw gallery/滋賀)、「STRIDES by strokes」(2023、eN arts /京都)、「たれそかれ」(2021、A’holic/東京)、「VOCA展2019」(上野の森美術館)など。













